​浜松のジムで教えているファイトケミカル

人間の生命維持に必要な栄養素には、①糖質、②たんぱく質、③脂質、④ビタミン、⑤ミネラル(無機質)の5つがあり、
総称して「5大栄養素」と呼ばれていますが、最近では「第6の栄養素」として食物繊維、そして「第7の栄養素」にこのファイトケミカルが位置づけられ、非常に注目されています。

​◆ジムで教えるファイトケミカルとは?

ファイトケミカルとは、ギリシャ語の植物を意味するファイト(phyto)=植物と、ケミカル(chemical)=化学物質で、
「植物性化学物質」のこと。美容や健康に役立とされているこれらの成分、実はこれらは、全部「ファイトケミカル」(フィトケミカルとも呼ばれる)と一括りにされる栄養素です。動くことができない植物は、太陽の紫外線による酸化や虫などの外敵から自らを守るために、色、香り、苦味を持った化学物質(植物栄養素)を作り出してきました。

この植物栄養素がファイトケミカルです。主に植物の色素や香り成分、アクなどに含まれています。緑黄色野菜、淡色野菜など様々な野菜や果物から発見されています。
カテキン、リコピン、イソフラボン、アントシアニン、カプサイシン等々、聞いたことがあるものもありますよね。

実は1万種類程度あると言われていますが、現在発見されているのは約1000種類です。

ファイトケミカルには強い抗酸化力・抗菌作用があり、人の体内に入ると体の免疫機能を整えたり、活性酸素をやっつけてアンチエイジング、ガンなど多くの病気の予防に役立つと考えられています。

◆ファイトケミカルの役割は?

①抗酸化作用
わかりやすく言えば、酸化を抑えて身体をサビつかせないようにする機能で、活性酸素を無毒化する働きです。
ファイトケミカルには活性酸素の毒を無毒化する優れた抗酸化作用があり、特に細胞の中に発生した活性酸素から身体を守ってくれます。

②免疫増強作用
免疫細胞の数を増し、働きを活性化する作用、免疫細胞を活性酸素から守る作用、がん細胞を攻撃する免疫細胞を活性化する作用があります。
③抗がん作用
がんを誘発する活性酸素やがんのプロモーターと呼ばれる発がん物質に対抗したり、免疫細胞を活性化させ、抗がん作用を発揮します。

◆ファイトケミカル-1日の摂取目安は?

五大栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル)は体の素材を作り、生きていくためにに必要なエネルギー源を作りだす成分です。しかし最近は飽食の時代であり五大栄養素の過剰摂取が問題となっています。
例えば炭水化物の摂り過ぎは、肥満・糖尿病・メタボリック症候群の原因になります。
脂肪や肉の摂り過ぎはがんの危険因子である事も示されています。
さらにビタミンやミネラルもサプリメントの過剰摂取による過剰症があります。
一方、ファイトケミカルは、五大栄養素の分類に入らない為「非栄養素」とされてきましたが、近年、ファイトケミカルの強力な抗酸化作用・免疫増強作用・がん抑制作用が明らかにされ、人間にとって重要な植物性成分であると言われています。

◆ファイトケミカル-1日の摂取目安は?

1日に必要とされる分量のファイトケミカルを野菜や果物から摂取するとなると、
野菜を350グラム、果物200グラム以上を食べるのが目標とされています。

​◆ファイトケミカルが不足すると?

最近、話題のファイトケミカルですが、他のサプリメントとは違い不足しても決して欠乏症を起こす事はありません。

◆ファイトケミカルが多く含まれる食材は?

ファイトケミカルはいろいろな食材からまんべんなく食べるのが上手な取り入れ方。
その際、参考になるのが食材の色素成分です。赤・橙、黄、緑、紫、黒、白の7色がそろえば、自然とバランスよく摂取できます。
毎日7色摂ろうと躍起になるよりも、1週間単位で各色を摂取する気持ちでOKです。

【赤】
リコピン:トマト、すいかなどに含まれる赤い色素。抗酸化力が強い。
カプサイシン:唐辛子の辛味成分。体を温める効果や脂肪燃焼効率をUPさせる効果が期待されている。
【橙】
β(ベータ)カロチン:にんじんやかぼちゃに含まれる。
体内で効率よくビタミンAに変換される。目や皮膚、粘膜の健康、免疫力アップなどの効果。
【黄】
ルテイン:とうもろこし、キウイの他、ほうれん草、ブロッコリーにも含まれる。目の健康に有効とされ、紫外線から受ける酸化のダメージから目を守り、加齢に伴う眼病の発生率を下げる働きがあると言われる。
【緑】
クロロフィル:「葉緑素」とも呼ばれている。ほうれん草やピーマン(緑)、オクラなどの緑色の植物が光合成を行なう上で欠かせない色素。抗酸化作用、消臭・殺菌効果があり、体臭や口臭を抑える作用や、抗アレルギー作用なども期待されている。
【紫】
アントシアニン:ブルーベリー、黒豆、茄子、ぶどうの皮などに含まれている紫色の色素で、ポリフェノールの一種。目の疲れや視力低下を防ぐなど目の健康を維持する働きがある。
【黒】
カテキン:緑茶に含まれ、抗菌作用をもつカテキン。カテキンを増やした健康茶や、サプリメントが製品化されています。
クロロゲン酸:いわゆる「アク」に含まれる。じゃがいも、ごぼう、コーヒー豆に含まれる独特の香りや苦味を形成する成分の一つ。ガンや老化などの誘因となる活性酸素を除去する作用や、血糖値を抑制する作用にも関わっているという研究報告もある。
【白】
メチルシステインスルホキシド:ニンニク・ネギに含まれる辛味や香りの基。免疫細胞を活性酸素から守り、がんの発生、増殖を防ぐ働きを持っている
イソフラボン:大豆や葛など豆科の植物に多く含まれる。女性ホルモンのエストロゲンに似た働きで、動脈硬化や高血圧、骨粗しょう症の予防、皮膚や粘膜を健康に保つ、自律神経のバランスを整えるなどの効果がある。

9大栄養素

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