浜松パーソナルジムが解説！ダイエット成功の鍵は「脂質」との賢い付き合い方

浜松でダイエットに取り組む皆さん、食事制限と聞くと「脂質は悪！」と考えていませんか？実は、脂質は私たちの体にとって必要不可欠な栄養素であり、ダイエットを成功させるためには、ただ避けるのではなく、その種類と摂り方を理解することが非常に重要なんです。

脂質は「敵」じゃない！その重要な役割とは？

脂質と聞くと、体脂肪やコレステロールといったネガティブなイメージを持つかもしれません。しかし、脂質には以下のような重要な役割があります。エネルギー源になる: 脂質は1gあたり9kcalと、タンパク質や糖質の2倍以上のエネルギーを生み出す効率の良いエネルギー源です。細胞膜の構成要素となる: 私たちの体を構成する約60兆個もの細胞の膜は、主に脂質でできています。ホルモンやビタミンの吸収を助ける: 性ホルモンなどのホルモンの材料になったり、脂溶性ビタミン（A, D, E, K）の吸収を促したりします。体温の維持: 皮下脂肪として、体温を一定に保つ役割も担っています。このように、脂質は私たちの生命活動を維持するために欠かせない存在なのです。

ダイエット中に避けたい「悪い脂質」と積極的に摂りたい「良い脂質」

脂質にはさまざまな種類があり、ダイエット中に意識すべきは、その「質」です。

避けたい脂質：飽和脂肪酸とトランス脂肪酸

飽和脂肪酸: 肉の脂身、バター、生クリームなどに多く含まれます。摂りすぎるとLDL（悪玉）コレステロールを増やし、心臓病のリスクを高める可能性があります。完全に避ける必要はありませんが、摂りすぎには注意が必要です。
トランス脂肪酸: マーガリン、ショートニング、ファストフード、加工食品などに含まれる人工的な脂質です。LDL（悪玉）コレステロールを増やし、HDL（善玉）コレステロールを減らすため、摂取は極力控えるべきです。

積極的に摂りたい脂質：「不飽和脂肪酸」

不飽和脂肪酸は、さらに「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」に分けられます。

一価不飽和脂肪酸: オリーブオイル、アボカド、ナッツ類などに多く含まれます。LDL（悪玉）コレステロールを下げる効果が期待できます。
多価不飽和脂肪酸: さらに「n-3系脂肪酸（オメガ3）」と「n-6系脂肪酸（オメガ6）」に分けられます。
- n-3系脂肪酸（オメガ3）: 青魚（サバ、イワシなど）、亜麻仁油、えごま油などに含まれます。炎症を抑える、血液をサラサラにする、中性脂肪を下げるなど、多くの健康効果が期待できます。積極的に摂りたい脂質です。
- n-6系脂肪酸（オメガ6）: サラダ油、コーン油、ごま油などに含まれます。体にとって必要な脂質ですが、現代の食生活では過剰に摂取しがちです。摂りすぎると炎症を促進する可能性もあるため、バランスが重要です。