浜松|パーソナルジムで教えているダイエットに必要な水について
このページではパーソナルジムで教えている9大栄養素のひとつである水について書いていきます。
私たちの人間の体は、健康な成人は6~7割が水分で出来ていると言われています。
それでは”水”の具体的な役割などを学んでいきましょう。
◆パーソナルジムで教えている水分の役割とは?
人間は何も食べなくても1ヶ月近く生きられると言われています。
しかし水を摂らないと数日しか生きられないといわれるほど水は生きていくために欠かせないものです。
ほとんどの食べ物には成分として水が含まれますがこの水のことを水分といいます。
そして水分は体内で多くの物質を溶かしたり様々な化学反応をサポートし、血液の成分にもなって栄養素や老廃物などを運びます。
また、体液を正常に保つことで細胞の形態を正常に保ちます。さらに汗になることで体温も調節します。
◆水-1日の摂取目安は?(体重別)
体重に43.6をかけることで、1日に必要な水分摂取量を簡単に導き出せると言われています。
40㎏→1740ml
45㎏→1960ml
50㎏→2180ml
55㎏→2390ml
60㎏→2610ml
65㎏→2830ml
70㎏→3050ml
75㎏→3270ml
80㎏→3480ml
85㎏→3700ml
とは言ってもこれを直接的に飲むのは難しいですよね。食事に含まれている水分を差し引く必要もあります。
そこで一般的には水などの水分として1.5~2ℓを目安に摂取するようにすると良いと言われています。
◆水を飲み過ぎると水中毒に!?
■水中毒(みずちゅうどく)とは?
大量に水を摂取することにより血液中のナトリウム濃度が低下する症状を言います。
痙攣や昏睡などの神経症状をはじめ命にかかわる可能性もある危険な病気です。
■水中毒の症状は?
水を大量に飲むと、体内にはたくさんの水が溜まります。
その結果、体内の血液が希釈されて「低ナトリウム血症」という状態になることを水中毒と言います。
水中毒になると頭痛や嘔吐、意識混濁などの症状がみられます。重症化すると命にもかかわる危険な病気です。また水を大量に摂取する状態を「多飲症」と言います。多飲症になると症状が著しい場合は1日10リットル以上もの水を摂取するといわれています。
■水中毒が原因となる病気
・頻尿
日中や夜間に多数回での排尿が必要になる状態を「頻尿」と言います。尿の量は正常なときと同等または、少し減少するとされています。頻尿の原因は水中毒をはじめ、尿路結石や尿失禁などがあります。男性の場合、前立腺肥大症も原因と考えられています
・尿崩症(にょうほうしょう)
尿崩症とは、抗利尿ホルモンの異常により、多尿になる症状と考えられています。多尿とは、1日の尿量が3000ml以上の状態を言うとされ、大量の尿を排出するため、脱水症状や循環血液量の減少が起こる可能性があります。
・低ナトリウム血症
低ナトリウム血症とは、水を過剰に摂取することにより、血液のナトリウム濃度が低下した状態を言います。原因は水中毒をはじめ、下痢や心不全、腎疾患などとされています。けいれん発作や意識の混濁の症状が起こり、最悪の場合は死に至ることもある危険な病気です。
◆水中毒にならないためには?
飲み過ぎにならない適切な量は体重などによっても多少は異なりますが1.5~2リットルと言われています。
その量を目安にして水分摂取をしましょう。
さらに水分の量だけではなく水分補給をする際には注意したいポイントがあります。
一つは一気に大量の水を飲まないことです。
一気に飲むと胃や腎臓にも負担をかけます。
水は1回にコップ1杯程度を目安としてこまめに摂るのがポイントです。
冷たい水は体を急激に冷やし体内に吸収しにくいと言われています。
その為、冷たい水や氷水などを飲まず常温の水を飲むと良いと言われています。
冷蔵庫の水は取り出して5分程度置いてから飲むようにしましょう。
◆どういう時の喉が渇くの?
体内の水分が体重のおよそ1%失われた時、喉の乾きを感じます。
この時、水分を摂取しなければ脱水症状がおこりはじめます。
体重のおよそ2%を失うと不快感や食欲不振が生じたり筋運動をする能力が損なわれます。
高温や多湿の環境の時、スポーツをする時、また下痢、嘔吐、発熱など病気の時は失われる水分が大きく増えることから適切に水分補給することをこころがけてください。
また私たちがかなりの水分を食べ物からとっていることは見落とされがちです。このため何らかの理由で食事ができていない場合、まずは脱水に注意してきちんと水分を摂取することを忘れないでください。
◆水にダイエット効果ってあるの?
水を飲むことはダイエットに繋がります。
まず水を適量摂取することで血液がサラサラになり血のめぐりが良くなります。
血のめぐりが良くなるということは代謝が上がるということ。
その結果、基礎代謝(自然に消費されるカロリー)が増加し体温が上昇しダイエット効果が見込めます。
ほかにも食物繊維が水分を含んで流れやすくなることで腸がきれいになり、便を排出しやすくなります。便秘はダイエットの敵ですからこれも効果的です。また体内の老廃物を汗として排出したり尿として排出してくれるので、リンパ腺の流れも良くなり、デトックスにも効果的なのが水の適量摂取なのです。
水を飲むことはダイエットやデトックスに有効と前述しました。しかしそれはあくまで「適量摂取」の場合のみ、少ない場合は熱中症などにかかりやすくなる危険性があります。しかし意外に知られていないのが「過剰摂取」の場合。ダイエットしたいから……デトックスしたいから……と大量の水を人間が飲むともたらされる結果は「死」です。
9大栄養素